相続放棄の理由は人それぞれ|実際の依頼を元に4つに分類

相続放棄をする理由は様々ですが、当事務所へ依頼されるお客様に関しては4つに分かれます。

実際に依頼されたお客様の理由から、なぜ相続放棄を選ばれたのかを考えていきます。

相続放棄を検討されている方は、実際に放棄した人の理由を参考にしてみてください。

1.借金は少額でも理由となる

一番分かりやすい相続放棄の理由ですが、私が司法書士になる前に思っていたのとは少し違います。何が違うかというと借金の額が想像とは違いました。

借金で思い浮かべる金額は人によって違うと思いますが、相続放棄の理由となる借金の額は10万円ぐらいからでした。複数から数万円ずつ借りているケースが多いです。

借金で一番怖いのは、どんなに調べてもすべてを把握することはできないことです。個人間で借りているお金に関しては、当事者しか知らないので後から判明することがあります。

今は少ないと思いますが連帯保証人の問題もあります。何が問題かというと、主債務者が支払っている限り請求されないからです。ですので、連帯保証の存在に気付くことが難しいです。

インターネットが普及したことにより、昔よりも低料金で相続放棄の依頼ができるようになっています。そのため、借金が少額であっても相続放棄を選ぶ人が増えています。

2.プラスの財産が無い

借金があるかどうかは不明だが、プラスの財産が無いので相続放棄をする人も多いです。
なぜなら、先ほども説明しましたが、借金は後から判明する可能性があるからです。

プラスの財産が確実に無いのであれば、後は借金の可能性が残るだけになります。

親がギャンブル好きだったや、給料のほとんどを酒代に使っていた等を理由に、知らない借金があると困るので相続放棄がしたいと依頼される人もいます。過去に親が自己破産をしているので、相続するのが怖いという人もいました。

ですので、実際には借金が無くてもプラスの財産も無いので、保険として相続放棄を利用しています。

プラスの財産が後から見つかっても撤回はできません。

3.関わり合いになりたくない

「亡くなった人と縁を切っていたので相続するつもりがない」という理由も多いです。「財産額も知らないし興味がない」と言われる人もいます。相続放棄をするのに財産額や借金の額は知らなくても問題ありません。

昔に比べると離婚している人が増えているので、親と数十年会っていない子どもさんも増えています。自分が子どものときに出ていった人とは、関わり合いになりたくないそうです。

相続放棄の理由とは違いますが、亡くなって数年経過してから死亡の事実を知るケースも多いです。相続放棄ができるのは、自分が相続人になったことを知ってから3ヶ月以内となります。

借金とは無関係に相続放棄を選んでいる人も非常に多いです。

4.相続手続が面倒だから

相続人が複数人いると実際には財産を相続しない人も、相続手続きには関与しなくてはいけません。
たとえば、書面に署名捺印して印鑑証明書を添付する。

送られてきた書面に実印を押すのに抵抗がある人もいます。1円も相続しないのに手続きに関与するのが、面倒だと感じて相続放棄を選んでいます。

手続きが面倒だからを選ばれる人は、亡くなった人から遠い関係性の人です。孫や甥・姪に当たるお客様が多いです。

自分の相続分を放棄するのと相続放棄は違うので注意してください。

5.さいごに

借金が相続放棄の理由としては分かりやすいですが、直接的ではなく間接的な理由として使われることも多いです。
実際にあるかは分からないが、後から判明すると困るのでとりあえず相続放棄をする等です。

相続放棄をする理由は様々ですが、選ばれる際にはデメリットについても確認しておいてください。『相続放棄のデメリット』では、5つのデメリットについて説明しています。

相続放棄の判断をするのは、あなた自身です。ただし、期間制限があるので早めに判断する必要があります。

相続放棄を検討されている場合は、下記のボタンより料金と流れについて確認できます。

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