遺言書を法務局に保管する費用は低額なのでお勧めです

自筆証書遺言をすでに作成されている人や、これから作成される人は法務局に保管することをお勧めします。

なぜなら、紛失や改ざんの恐れがなくなる等の自筆証書遺言の欠点を補うだけではなく、保管費用が安いこともお勧めする理由だからです。

遺言書の枚数や保管年数に関わらず費用は定額ですので、費用を確認して保管を検討してみてください。

1.保管手数料は3,900円

自筆証書遺言を法務局に預ける際の手数料は3,900円です。遺言書の枚数や保管年数も関係なく一律の金額となります。

現金ではなく収入印紙を用意する必要はあります。ですが、近所の郵便局でも購入できますし、当日に法務局で購入しても大丈夫です。

自筆証書遺言を法務局に保管していなければ、亡くなった後に検認手続きが必要となります。検認手続きにも費用が発生するので、法務局に預けなくても節約にはなりません。

手数料の低さが自宅で保管するより、法務局に預けた方が良いと思う理由の1つです。

 

2.持参物を用意する費用

自筆証書遺言を法務局に預ける際に、必要となる書類等の取得費用です。

  • 自筆証書遺言
  • 住民票(本籍地記載)
  • 本人確認書類(写真付き)

2-1.自筆証書遺言

すでに自筆証書遺言を作成されているなら関係ないです。これから作成される人は、自分で作成するか専門家に依頼するかで費用が違います。

自分で文案を考えて作成すれば無料です。
*書籍等を購入する場合は費用発生。

専門家に文案作成を依頼する場合は、事務所により料金が違うのでご注意ください。

2-2.住民票(本籍地記載)

作成後3ヶ月以内の住民票を提出するので、改めて取得することになります。

自治体により住民票の料金が違うので、窓口等でご確認ください。
*200円~400円ぐらいです。

本籍地の記載が必要なので、請求する際に忘れずにチェックを入れましょう。

2-3.本人確認書類(写真付き)

免許証やマイナンバーカード等を取得している人は大丈夫です。

写真付きの本人確認書類が必要なので、保険証しか持っていない人は用意するしかないです。

マイナンバーカードの発行手数料は無料ですが、発行に時間がかかるので早めに手続きをしておきましょう。

 

3.預けた後に発生する費用

遺言書を法務局に保管した後は、何もしなければ費用は発生しません。

遺言者がする可能性があるのは以下の2つです。

  • 保管の撤回
  • 遺言書の閲覧請求

3-1.保管の撤回は無料

遺言書の内容を変更する等の事情により、保管を撤回するのは無料です。

内容を変更した後で再度保管する場合は、改めて3,900円が必要になります。

3-2.遺言書の閲覧請求は有料

遺言書の閲覧方法は2つあります。

  • モニターで画像の閲覧(1,400円)
  • 原本の閲覧(1,700円)

閲覧請求は有料なので、法務局に預ける前に遺言書のコピーを取っておいた方がいいです。コピーを取っておけば、遺言者が閲覧請求をすることは無いはずです。

 

4.まとめ

自筆証書遺言を法務局に保管する費用は3,900円なので、思っているよりも低かったのではないでしょうか。一度法務局に預けてしまえば、遺言者が亡くなるまで追加費用は発生しません。

法務局へ預ける際に必要な書類等の準備にも、ほとんど費用は発生しません。
*遺言書の作成報酬は除きます。

自筆証書遺言を法務局に保管すれば、紛失や改ざんの恐れもありません。また、亡くなった後の検認手続きも不要になります。

すでに自筆証書遺言を作成していて自宅で保管しているなら、法務局での保管も検討してみてください。

保管するまでの流れは下記の記事でご確認ください。

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